【ニート】僕（忘れないうちにソシャゲのログボ取っとこ）→底辺ニート僕の休日wwwww
◆ニートな僕の休日
午後2時
僕「スヤスヤ…」
僕「ん…」
僕（もうこんな時間か…）
僕（忘れないうちにソシャゲのログボ取っとこ）
僕（あれ？今月のお小遣いって貰ったっけ？）
僕（クレカは使ったけど現金を使った記憶がない）
僕「……はぁ…」
僕（リビングに行くか…）ﾄｺﾄｺ
僕「………お金…」ﾎﾞｿｯ
母「！」ﾋﾞｸｯ
母「ごめんね僕ちゃん、まだ今月のお小遣い渡してなかったよね？」
僕「…」ｺｸｯ
母「今持ってくるからね」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ
母「はい、ごめんね今月は3万しか渡せなくて」
僕「……」
母「僕ちゃんまだご飯食べてないでしょ？今から食べる？」
僕「……」ﾋﾃｲ
母「そう…」
母「あっ、今日は暑いからね。一応あとで部屋に夏服持っていくね」
僕「……」ﾄｺﾄｺ
僕「…」ｺﾞﾛﾝ
僕（今月は3万かぁ…）
僕（ゲームはクレカだけあればいいけど、現金がないとパチンコ打てないからなぁ）
僕（まぁ3万でも上手く打てば一か月は持つ…かな…？）
僕（今月はお金のやりくりが難しいな）
母「僕ちゃん」ｶﾞﾁｬ
僕「…」ｷﾞﾛｯ
母「！、ごめんねノックしてなかったね…」
僕「……」
母「じゃあここに夏服置いておくからね」ｶﾞﾁｬ
僕（……はぁ…なんで一度言ったことを覚えないかなぁ）
僕（そんなんでも家事はできるから専業主婦って楽だよなぁ）
僕（……あれ？…今はパートやってるんだっけ？）
僕（ちょいちょい外出はしてるっぽいんだけど、）
僕（買い物にしてはやけに長い時があるんだよなぁ…）
僕（……まぁいいや）
僕（YouTube見よ…）
「ｱｧ! ﾌﾞﾙｯﾀﾌﾞﾙｯﾀ! ｼｶﾓｷﾝｶｯﾄ! ｺﾚﾊｱﾀｯﾀﾃﾞｼｮ!」
僕「……」
僕（今日は当たる気がするし打ちに行こうかな）ﾑｸﾘ
僕（……このTシャツ、高校の時によく着てたなぁ…）
僕（…顔だけでも洗うか。髭は…まぁいいや）
僕（……あれ？…財布どこにやったっけ…）ｺﾞｿｺﾞｿ
僕（…まぁいいか…当たったらさっき貰った封筒に入れればいいし）
僕「……」ｶﾞﾁｬｯ
僕（うわっ…眩しい。丁度日が傾いて目にくる…）
僕（……自転車めっちゃ埃かぶってるし…）
僕（このままだとズボン汚れるけど…まぁいいか）
僕「……」ｷﾞｺｷﾞｺ
僕（…なんだろう、この夏休み中盤、お盆みたいな感覚は…）
僕「……暑い…」ﾎﾞｿｯ
僕「……」ｷｷｯｰ
僕（はぁ～、涼しい。生き返る…）
僕（さぁて今日は何を打とうかな）
3時間後
僕「……」-2ﾏﾝｴﾝ
僕（クソッ、なんだよあのクソ台…）
僕（隣に座った奴はすぐ引いてたのに…）
僕（あぁほんとムカつく。なんで最終決戦チャレンジ勝てねえんだよ…）
僕（…ただ、冷静に考えると多分今日の僕は運がなかったんだな）
僕（おそらくこの残った1万も吸われてた可能性が高い）
僕（…引き際がわかってる…まだまだ僕も捨てたもんじゃないな…）ﾌﾌｯ
僕（……お腹すいた…）
僕（いつものコンビニで2万円分のヤキソバでも食べるか）ﾌﾌｯ
「ｲﾗｯｼｬｲﾏｾｰ」
僕（…UFOの大盛あるじゃん、これにしよう）
僕（あとホットスナックも何か食べよう…）
僕（…あっ！やべえ！イヤホン持ってくるの忘れた…）
僕（でもLチキ食べたいなぁ…）
僕（…お？旨塩味しかない。これなら大丈夫そうだ）
僕「……Lﾁｷ…」ﾎﾞｿｯ
「ﾊｲLﾁｷﾃﾞｽﾈ! ｱﾘｶﾞﾄｳｺﾞｻﾞｲﾏｼﾀｰ」
僕（…ポットでお湯を入れて駐車場で食べよ）
僕（この五分の待ち時間にLチキを食べる）
僕（時間はこういう風に効率的に使うんだよ）ﾓｷｭﾓｷｭ
僕（……三分経ったしもう大丈夫だろ…）
僕「……」ｼﾞｮﾎﾞｼﾞｮﾎﾞｼﾞｮﾎﾞ
僕「…ハハッ、ションベンみてえ…」ﾎﾞｿｯ
僕（……ふりかけは…めんどくさいから開けなくていいや…）
僕「……」ｽﾞｽﾞｽﾞｯ
僕（ふぅ…食った食った。食いすぎてちょっと気持ち悪いなぁ）ｳｯﾌﾟ
僕（口の周りが汚れたからお手拭きで拭こ）
僕（……！、ない！あのクソ店員お手拭きを入れ忘れたな）
僕「う～ん…」
僕（服だと汚れるし、かと言ってこのまま放置するのも気持ち悪い……）
僕（…！）ﾋﾟｺﾝ
僕（さっき貰ったレシートで拭けばいいんだ！）
僕（ついでにレシートの処理もできるし一石二鳥だな！）
僕（今度からこうしよ）ﾌｷﾌｷ
僕（…もう暗くなってきたし、家に帰るか…）ｷﾞｺｷﾞｺ
「ｿﾚﾃﾞｻｰ」「ｷﾞｬﾊﾊ」
僕（！）ﾋﾞｸﾝ
僕（あいつらは中学の時に仲良かった元友人！…）
僕（前に一度会った時いちいちうるさかったからなぁ…）
僕（あのときはほんと油断してた…）
僕（……ちょっと遠回りになるけどあっちの信号を渡ろう）ｷﾞｺｷﾞｺ
僕（…あーあ、だから地元は嫌いなんだよ）
僕（……はぁ…誰もいないところで一人暮らししたい…）
僕（ﾊｧ…ﾊｧ…自転車こいでるだけなのになんでこんなに疲れるんだ…）
僕（……あっ！、自転車の空気が入ってないんだ）
僕（…ちくしょう、家に帰っても空気入れないし、自転車屋も近くにないから無料で使える空気入れもない…）
僕（空気入れぐらい買っとけよ…）
僕（……どこかに空気入れ落ちてないかなぁ…）ｷｮﾛｷｮﾛ
僕（……お！、あのマンションの駐車場に空気入れが置いてある！ちょっと借りよ）ｷﾞｷﾞｰ
僕（……誰も来るなよー…）ｼｭｺｼｭｺ
僕（……よし、もう充分だろ…）
僕「ﾊｧ…ﾊｧ…」ｷﾞｺｷﾞｺ
「ｸﾞﾙﾙﾙ ﾜﾝﾜﾝ!」ｵｵｷｲｺｴ
僕「！」ﾋﾞｸﾝ
僕（なんだ近所のクソ犬か。こいつ未だに通行人に吠えるのかよ）
僕（しっかり吠えないよう教育しろよ。近所迷惑だろ）
僕（……そういえばたまに主人の帰りでめっちゃ喜ぶ犬や猫の動画がTwitterに流れてくるよな）
僕（あれって至極当然のことのように思えるんだけど、何故人は気づかないんだろう）
僕（家で買われているペット、犬・猫の平均寿命は10年から15年と言われている）
僕（さらにペットが1歳になった時は人間でいうところの20歳くらいに相当するって聞いたことがある）
僕（大雑把な計算になってしまうが、人間での1日というのはペットにとっては体感3日から4日ぐらいってとこか）
僕（さらに、ペットは愛する主人が何故自分たちを置いて家を出るのか知らない）
僕（仕事？買い物？そんなもの人間の勝手な都合だ）
僕（基本家で過ごすペットにとっては主人がすべてなんだよ）
僕（そんな主人がいきなり消えてみろ）
僕（ペットにとっては主人が二度と戻ってこないんじゃないかって不安で押し潰されても仕方ない）
僕（人間は不安になればなるほど時間を長く感じちまうもんだ）
僕（同じ生き物である犬や猫だってそう感じていてもおかしくない）
僕（絶望のどん底）
僕（そんな中突然主人が帰ってきてみろ。そりゃあ誰でも喜ぶわ）
僕（死んだと思っていた最愛の人が戻ってきたとき思えば、）
僕（あれだけ激しく喜んでいても不思議ではない）
僕（だからさ、うちにはペットもいないし飼ったこともない、）
僕（ましてや親のすねかじってる俺が言うのもなんだけどさ）
僕（寿命も短いからこそ、ペットは大切にしろよ）
僕「ﾊｧ…ﾊｧ…やっと着いた…」ｷﾞｷﾞｰ
僕（ちょっと遠回りしただけなのにめっちゃ疲れた…）
僕（クソ親父は…よし、まだ帰ってきてないな）
僕「……」ｶﾞﾁｬｯ
母「！ おかえり僕ちゃん！」
母「お腹すいたでしょ！今日は僕ちゃんの大好きなハンバーグよ！」
僕（……ﾊﾊｯ、犬みてえ…）
完
◆コメント
21：2019/05/12(日) 21:31:04.790 ID:sKFvDRwa0.net (´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ
22：2019/05/12(日) 21:37:41.680 ID:i53prh770.net 僕ちゃん・・・
出典:http://esusokuhou.blog.jp/archives/18414438.html